私が文房具屋さんで目を輝かせて長居するガキだった頃、はじめて万年筆と出会い、子ども向けの万年筆を集めたりしてましたが、使う事はほとんどありませんでした。中学合格時に頂いたモンブランの万年筆に衝撃を覚え、日常的に万年筆を使う両親の字に憧れながらも、やはり実用性でシャーペン中心の学生生活を送りました。(英語だけはボールペンを使っていましたが、インクの減り方をみて勉強した気になっていただけが目的だったような気がします)
就職後、ボールペンや水性、ジェルインク系のペンが中心になりましたが、ふとした事で万年筆の存在を思いだし、ネットで見てみると昔のイメージとは違いいろんな種類・デザインのペンがあり、買い始めたらもう止まりません。次はこんなペン先の、こんな軸材の、このメーカーのと、止め処なく購買欲が沸き立ち、少ない小遣いが飛んでいくようになってしまいました。
現在は会社勤めの傍ら、休日はゴルフ・スキューバ・フライフィッシング(昔はバイクやスキーなど)を楽しんでいます。はまりやすく、楽しい事しか考えられなくなるタイプで、結婚には向いていない人間だと自他共に認める30代後半の趣味人です。
休みはゴルフか釣りに行きたいのですが、仕事やつきあいで休日を奪われても、万年筆だけはいつもそばにいてくれます。我が家の大蔵省には「趣味が多すぎる」と時間やお金の使い方に関してチクチク言われながらも、ペン だけはこっそり増やして楽しんでいます。家でテレビを見ながら、ペンを片手にヌラヌラと楽しんでいると、「あほかっ」となじられますが、全く気にはしていません。
万年筆はメモや考え事など仕事でも使っていますが、PC中心の生活ですので、筆記量はたいしたことはありません。書き味と、デザインの好きなペンや限定品に対する購買欲を少ない小遣いのやりくりで満たす事を楽しんでいるだけですので、正直きりがありません。
さて、そんな私ですが、私の世代ではビジネスで使う人はあまり見かけないので、ペン仲間が少なく寂しい思いをしています。万年筆を持つ事、そして使う事の楽しみを少しでも多くの方に知って貰いたく当サイトを作成しました。当然人それぞれ感じ方が違うので、ご理解の上ご覧下さい。
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初めて俊和さんのHPを拝見致しました。
とても万年筆を愛されていて、万年筆の色んな事をご存知のように感じましたので、教えていただきたい事があって、メールさせていただきました。
実は昨年、実家の大掃除をしていた時に、古い万年筆のペン先がたくさん出てきたのです。
亡くなった祖母が集めていたらしいのですが、何故かペン先だけが100個以上。。。
インクがついていたり、錆びているものもあるので、たぶん使用済み。
高価なものではないと思うのですが、どうしてペン先だけがこんなにたくさんあるのか?リサイクル?リユースできるのか?が解らなくて捨てられずにいます。
私も万年筆は好きで、2、3本持ってはいますが、詳しくはありません。
もしも、そんな古いペン先を欲しいと言う方がいらっしゃるのならお譲りしたいのですが、そんな情報はご存知でしょうか?
お婆さまが大切にされてきたペン先ですから、何か思い出のある物なのでしょうね。
さて、アンティークなペンは大変人気があり、物によってはかなり価値のある物もございます。
ペン先に限っても、ペリカンなどは古い物の方が、金を贅沢に使っていて、オークションやアンティークショップなどで未だに高値で取引されています。
私自身あまりアンティークの価値に詳しい訳ではありませんが、ある程度調べるチャンネルはございますので、よろしければ、写真を見せていただければもう少し詳しくお答え出来ると思います。
メールをお送り致しましたので、ご興味があればご連絡ください。