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2007年02月21日

限定万年筆


私は限定万年筆好きです。が、最近はほとんど買いません。いや、買えません。
多くのメーカーから魅力的なペンが毎年たくさん発売されるので、次から次へと購入したくなります。ただ、財布の中身が限られているので、自制しています。
限定万年筆は、プレミアがついて非常に価値が高くなったり、所有している喜びもあったりと限定ならではの楽しみがありますので、それぞれの方向でお楽しみ下さい。

以下、私の好きな限定万年筆をご紹介します。
新製品についてはおって、新製品のご紹介ページを作りたいと思っております。

モンブランヘミングウェイ
モンブランは小説家や音楽家をテーマとした限定ペンを発売しています。
このペンはプレミアのついた万年筆として有名です。最近でも30万円程度の取引は当たり前です。以前は数万円で手に入ったもので、日本で起こったブームにより、世界中で相場が上がってしまいました。
私の英語の恩師が万年筆とパイプとフランスにどっぷりな人で、随分万年筆の話を聞きました。そして、英語の勉強に原文を使ったのですが、テキストの一つが、アーネストヘミングウェイの「The old man and sea」でした。このペンを見るたびに定年後にパイプ・万年筆の骨董品を扱ったお店をだしているその先生の顔が目に浮かびます。

アウロラ ソーレ
オプティマベースの限定ペン第3弾のソーレです。
アウロラの場合軸材(色)が違うだけ(箱が豪華だったり、専用インクが付いたり、クリップ、リングのデザインなど細かいところも違います)ですが、さすがアウロラという発色のいい素材で、どれもとても綺麗なペンです。定番商品より明るい色あいとなっている同シリーズ中最も人気があるのが、このソーレで実物を見ると本当に綺麗です。私もプリマベーラ、マーレなどと購入しましたが、このペンが圧倒的に綺麗でプレミアがつくことも納得できます。ペン先がMしかないのが残念ですが、1本削って、Fにしようかとたくらんでいます。
アウロラ ソーレ マーレ プリマベーラ 万年筆
上からソーレプリマベーラマーレ

ペリカン 都市シリーズ
ペリカンの最近の限定万年筆(正確にはイヤーモデル)ですが、これも軸材を半透明の綺麗なレジンを使用し、M600がベースですが、ペン先に18金を使用しています。オリジナルの600は14金ですが、私には違いはほとんど感じません。
シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、ストックホルム、サンフランシスコ、上海とあり、私は欲しいと思ったのが遅く、サンフランシスコ以外は購入したのですが、一番欲しかったシスコだけは流通量が少なく購入していません。プレミアがついているわけではないので、定価程度で手にはいるのですが、他のペンが安かったのでどうも決断出来なくて。
ペリカン M620 ベルリン定価  44,100円(税込)

ペリカン M320
私の好きなM300ベースの期間限定モデルです。詳細はペリカンインプレッションをご参照下さい。
ペリカン M320定価  29,400円(税込)


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万年筆の調整

 万年筆はペン先の調整一つで、全く別物になる場合があります。自分の好みに合っていればいいですが、合わない場合は非常にストレスを感じ、場合によってはお蔵入りになってしまう事もあると思います。
 買ったばかりのペンで、ペン先の滑りが悪いケースが良くあります。メーカーにより個体差の大きいメーカーもあり(というより、最初からスムーズなものばかりというメーカーは少ないように思います。)、私がお勧めするペリカンやアウロラでもそのようなケースがままあります。そのほとんどは使っているうちに自分の書き癖に合ってきますので、忍耐をしていればいいと考える方も居ますが、高いお金をかけてストレスを買うような事は私には向いていません。
 また、いろんなペンを使ってみるとそのペン先の微妙な違いを感じ、いろんなリクエストが出てきます。私の場合は下記のようなリクエストです。
 @インクのフロー(流量)を良く(渋く)したい。
 A自分の筆記角度で書きやすくしたい。
 Bタッチを滑らかにしたい。
 C太さを変えたい。

 さて、これらのリクエストに答える『ペン先の調整』をすると本当に感動します。調整済のペンを売って頂けるお店や、買ってから調整して頂けるお店もありますので、自分でペン先を育てる趣味がない限り、定価で買うならそのようなお店で買ったほうが、何倍も得すると思います。

 しかし、私のような少ない予算で沢山のペンが欲しい人間にとって、全て定価で買うことや、1本1本調整に出すこと、或いは全てのペンを自分の書き癖に合うまで調教するのは困難なことで、簡単な調整は自分でやってみようと考えるのは当然の成り行きでした。
 そこで、簡単な調整をするようになったわけですが、その一部をご紹介致します。もし、同様にやってみようという方は自己の責任において安いペンで試しながらやってみることをお勧めします。

ペン先の研磨

 はじめにルーペ(20倍の1,000円くらいのもの)、ラッピングフィルム(紙ヤスリのようなもので、工業用に金属を研磨したり、模型用のものなどがあります。模型用通販)を粗い4000番と極細の10000番の2種類(1000円程度)を用意し、ペン先の研磨です。

 インクを入れたまま普段の筆記角度を保ちラッピングペーパー上でスリスリと円を描いたり、ニブポイントの左右、上下を滑らかな球状になるようにこすりつけるだけです。(この形状は真球でなく、研ぎ師によっても違いがあるし、書き手の癖やリクエストにも影響されます)ルーペで睨みながら最初は少しずつやってみました。特に粗い番手ではニブポイントの貴重なイリジウムが少しずつですが、はっきりと削られていきますので、慎重にやります。また、筆記角度だけを削ると、太くなったり、筆記角度の変化への追従性が落ちるので、筆記角度の周辺で角度をいろいろ変えてスリスリします。私は元あるポイントの形を大きく変えたりはしませんが、ポイントの形は今後追求してみたいと思っています。某有名店で買ったMスペシャルという削り方は確かに筆記角度のキャパシティは広く滑らかなのですが、私は縦線を太めに書きたいので、そのような調整方法を試してみようと思っています。
更に切り割りにも10000番のラッピングフィルムを挟み1,2回こすってあげた方がいいでしょう。
最後に良くペン先を洗ってあげます。
 たったこれだけで、劇的に変化します。特に買ったばかりのペンでは滑りが全く別物(慣れない方は軽く滑りすぎて書きづらいと感じるくらい)になります。今では新しいペンを買うと、ほとんどの場合極細のラッピングペーパーの上を一度は通過します。金磨きクロス
15000番など更に細かいラッピングフィルムや、金磨き布(金磨きクロス)、バフなどいろんな方法がありますが、現状ではこの程度で満足しています。
 ペン先のポイントは稀少な金属を使っている上、消耗品です。削りすぎた場合は元には戻りませんので、自己責任で慎重に試して下さい。

お買い物ページ
ラッピングフィルム
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フローの調整

 ペン先の調整で簡単に変化します。
一番簡単なのは切り割りを両側から指で持ち、少しずつ拡げる事でフローが良くなります。また、ペン先のカーブを若干平らにすると、ペン先のしなり方が多少大きくなり、これもフローが良くなります。(やりすぎると弾力性が失われます。あのカーブには深い意味があるのです。)もちろんこれらの調整はどうしても自分でさわってみたい方が、自己責任でお願いします。
 フルハルター等での調整は更に、ペン先の角度(多少斜めになっている)や長さが変わって帰ってきます。これは自分でやってみようと は思えないので、ご参考まで。

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インクの熟成


インクを少しずつ乾燥させて、本来のもつ色を濃くすることをインク好きの人たちはインクを熟成させると言います。
非常に簡単で、混合のようなリスクも少なく、自分好みの色を作れますので、いかがでしょうか。
私が作っているのは、ペリカンのグリーンと、モンブランのロイヤルブルーです。
この2つは元々発色のいい色だと思いますが、発色のいいまま少し濃くなると味わい深いいい色になります。もし、濃くなり過ぎた場合は、元々のインクをもう1瓶買って薄める事も出来ます。(水で薄めることはしない方がいいそうです。)
私の好みは1/3程度蒸発した状態ですが、ご自分好みの色を作ってみてはいかがでしょうか。

<熟成方法>
1.はじめにインク残量が解るように瓶のインクの高さにマジックで印を付けます。
2.クリアボックスにインクと除湿剤・防カビ剤を入れて密閉し、数日待ちます。目標の量になったら試筆してみます。
用意するもの
・インク
・押入用除湿剤(ドライペット・水とりぞうさんなど)
・防カビ剤(押入やタンス用の小さいものでOK。ネオパラエースなど)
・A4大で高さが20cm位の密閉できるクリアボックス
 

以前は瓶の口にガーゼをして置いておきましたが、この方法はこぼすこともなく、カビも発生せず、熟成も早くなり非常に便利です。


おって、カラーチャートや、詳しい熟成方法をUP致します。
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万年筆のお手入れについて


 お手入れの基本は水洗いです。吸入式や、コンバーターをお持ちの場合はコップなどに水道水を入れ、何度も水を出し入れしてください。何回かするとインクの色が無くなってきますので、柔らかい布(ティッシュは繊維がペン先につきますので使わないでください。)でペン先を軽く押さえて終わりです。この際多少布に色が付きますが、普段はこの程度で止めないと時間がいくらあっても足りません。但し、インクを換える場合は出来る限り繰り返した方が、トラブル回避にはいいかもしれません。
 カートリッジで使っている場合には、コップの水に1晩つけておいてください。これだけでも随分クリーニングになります。
 洗浄の頻度ですが、月に一度程度が目安です。毎日のように使っていればそれほど神経質にならなくてもいいとは思いますが、私はマメに洗浄しています。(会社の女性が給湯室に少ない時間に席を立つのはそのせいです。)

 万が一固着してしまった際、上記の洗浄で回復しない場合は、メーカーで洗浄してくれます。

 私はロットリングの洗浄液や、眼鏡用の超音波洗浄機まで万年筆の洗浄用に買っていますが、ほとんど使いません。ここまで考える事は必要ないでしょう。(私の場合はペンを譲って欲しいと頼まれた時にきちんと綺麗にしてあげたかったのと、固着してしまった古い万年筆を復活させたくて購入しました。)

<絶対にしてはいけない事>
・インクを入れたまま数ヶ月放置する
・洗浄しないで他のインクを入れる
・インクを混ぜる
 (自己責任で混ぜることを楽しむ方も居ます。インクのページをご参照下さい。)

<必ずやって欲しいこと>
・インクを他のメーカや他の色に変更する時は必ず洗浄し、出来れば一晩水につけておく
・月に一度は洗浄

<出来ればやって欲しいこと>
・インクを切らさないこと
・1行程度でいいので、毎日筆記すること
・そのペンに最初に入れたインク以外入れないこと
・しばらく使わない場合は洗浄後何も入れないでおく(常に水を入れておいてもいいのですが、乾燥しないか見張ってることは難しいですよね)
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インクの世界


 万年筆になくてはならないインク。同じブルーブラックでも微妙に発色や書き味(フローや粘りなど)が変わってきます。ペンにこだわるのと同じようにインクにもこだわってみませんか。非常に奥が深くて楽しい世界です。


選び方 自分にあった色を探しましょう
インクの種類    
耐水性・経年変色 水に流れにくいインク・日光に当てても変化しにくい色
カラー   
カラーチャート 各メーカーのインクの色合いの違いを見てください。
(pendemonium.comより)
インクの熟成 既製のインクを味わい深い色合いにする必殺技
相性 フローや書き味に結構影響します。
カートリッジインク 手軽で持ち運びに便利 
各社適応表(DeskTopWorldさんのサイト)
インク瓶 これもこだわりだすと奥が深いです。 
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